糖尿病の人の外食 糖尿病の人が一番気をつけなくてはならないのは、毎日の食事です。 自宅での食事だけでなく、仕事などで外食の機会が多い人は、外食での食事の取り方を工夫しなけばいけません。 外食のメニューはカロリーが多いので、献立や食べる量に気をつけなければカロリーの取りすぎになってしまいます。 普段から、どの献立はどのくらいのカロリーになるかを把握しておいて、多すぎるようなら、残すことも大事です。 揚げ物なら衣や脂身を残すなど、気をつけて食事を取りましょう。 もったいないからと言って食べ過ぎは禁物です。 和風のセットメニューだと、栄養バランスが取れており、カロリーも把握しやすいです。 丼物はご飯が多いですし、ファストフードは栄養が偏っているうえにカロリーが高いです。 一品物よりも定食などセットメニューを選ぶのが良いでしょう。 目安量がわかりやすいものを選ぶよう心がけてください。 ポケット版のメニュー別カロリーや、食品交換表での1単位80キロカロリーはどれくらいか、などが掲載されている本が多く販売されていますので、使いやすいものを購入して、常に携帯するとよいでしょう。 最近は写真で掲載されて見やすいものがたくさん書店で手に入ります。 外食では、どうしても栄養が偏りがちになるので、そんな時は自宅での食事で調節するよう、心がけましょう。 できれば、外食をとる場合は、1日1回を限度にしてください。 糖尿病といえども、食べてはいけないものがあるわけではなく、バランスよく、そして食べすぎなければよいのです。 |
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宅配の糖尿病食 糖尿病の血糖コントロールで大切なのは食事療法ですが、献立を考え作り続けるのは大変だと思う人もいるでしょう。 現在、様々な業者による宅配の糖尿病食があります。 食事を作る手間がはぶけるという利点の他に、カロリー計算・栄養バランスが糖尿病患者のためにしっかり考えられているので、その料理の種類・量・味付けなどが実際に目や舌で理解できる、という長所があります。 糖尿病の方だけでなく、家族の人も糖尿病食がどんなものかを理解する機会になります。 糖尿病の方のための宅配業者と商品をいくつか紹介します。 ・タイヘイ株式会社 ヘルシー御膳(冷凍弁当タイプ)、CCSメニュー(食材お届けタイプ) ヘルシー御膳は電子レンジで温めるだけ、CCSメニューは下ごしらえした食材と調味料付き ・株式会社ニチレイフーズダイレクト 糖尿病食(240kcal、320kcal常温保存 レトルトタイプ)、気くばり御膳(冷凍保存) 糖尿病食(240kcal、320kcal)はレトルトタイプでお湯に入れるか、封を切って電子レンジで温めるだけ。 気くばり御膳は電子レンジで温めるだけ。 ・株式会社武蔵野フーズ ムサシノ食品健康宅配本部 健康宅配 糖尿病食 すこやか膳(冷蔵宅配ーチルド商品) 電子レンジで温めるだけ。 ・有限会社ゲルソン商会 カロリーコントロール食(冷蔵宅配ーチルド商品) 電子レンジか蒸し器で温めるだけ。 1食だけ、1日分など、多用な注文ができます。 食事で作らねばならない、というストレスも解消されるので、選択肢の1つとして考えてみてください。 |
糖尿病の人の中食 最近は中食(なかしょく)という言葉が一般的に使われるようになりました。 中食とは、惣菜や弁当、冷凍食品など加工食品を購入し、自宅で食べることです。 ライフスタイルの変化に伴い、共働きなど忙しい家庭では、惣菜や弁当は作る手間がいらずとても役立つ商品です。 しかし、糖尿病者にとっては、市販の惣菜や弁当は揚げ物が多いなどカロリーが多いため、利用には注意が必要です。 2006年に国民生活センターで実施された中食のフライの検査結果によると、多いものでは中食のフライで1日の脂質目安量を摂取してしまいます。 塩分についても、中食のフライは手作りのものより塩分量が多い結果が出ています。 衣の厚い加工食品は手作り品よりも、衣が油を吸いやすくカロリーが多いことは覚えておいてください。 また、その場で作り、並べて好きな量をとる包装のない惣菜には、原材料やカロリーの明記は必要ないので注意が必要です。 容器包装されている加工品には、原材料の他、カロリー表示も明記されています。 全体のカロリーや、グラム数に対するカロリー、1個単位のカロリーなど表示は様々なので、必要なカロリーを計算できるように心がけましょう。 見かけは少なくても高カロリーのものがあるので注意してください。 特に、チョコレートなどお菓子は少量でも高カロリーです。 糖尿病では、食事の栄養バランスを考えると同時に血糖値を上げないよう、カロリー計算はかかせません。 そのためには、食材だけでなく、このように加工食品に対してもカロリーに対して気をつけねばなりません。 糖尿病であっても調理の手を抜きたいときはあります。 そういった時には便利な加工食品ですが、食事に利用する際には注意を怠らないよう、充分気をつけましょう。 |
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